こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
今回の名言はジョージ・エリオットの言葉です。19世紀イギリスの作家で、夏目漱石も絶賛した文学者のようです。
ジョージ・エリオットという名前から男性かと思いましたがこれは匿名で女性だそうです。彼女と同世代の音楽としてブラームスの曲も併せてご紹介します。
ジョージエリオットの名言と感じたこと
それは、洗練された音楽でもたらされる弱さや祈りだろうか?
あなたの魂のかすかなうねりを探し求めるような不思議なハーモニーを感じるために、生命の繊細な資質は、記憶も入り込めない、あなたの存在全体、過去と現在の両方を言葉で表現できない一つの振動でつなぎ合わせる:
辛い年月の中に散りばめられたすべての優しさ、愛、であなたを一瞬のうちに和らげ、
英雄のような勇気の感情に集中したり、自己放棄の同情の教訓をすべて断念し、現在の喜びを過去の悲しみで、現在の悲しみを過去の喜びでブレンドするのだろうか?
ジョージ・エリオット
音楽のもつ不思議な影響力について独自の言葉で文学的に表現している印象です。哲学にも通じていたためか、少し難解な表現に感じました。
エリオットという名前は聞いたことがありますが、今回初めて女性だったと知りました。本名はメアリー・アン・エヴァンズだそうです。
何故男性の名前の匿名を使ったかというと、こちらの記事によると当時の文学界では女性が小説を書くのは普通ではなかったからのようです。
このジョージという名前は、ウィキによるとエリオットが恋愛関係となった妻子ある哲学者ジョージ・ヘンリー・ルーイスからとったという話です。
1850年代に彼とドイツにハネムーンに行ったということで、同時期に活躍していたドイツの作曲家といえば、ブラームスです。
今回の名言にまつわる音楽は、生涯独身だったブラームスが将来を約束し合う恋愛関係となったというアガーテという女性の名(Agahte)を音型化して主題に加えたことで知られる、弦楽六重奏曲第二番の1楽章を選んでみました。
ジョージ・エリオットについて
ウィキぺディアからの抜粋です。
ジョージ・エリオット(George Eliot、1819年 – 1880年)は、イギリスの作家。本名はメアリー・アン・エヴァンズ(Mary Anne Evans、マリアン Marian ないしメアリ・アン Mary Annとも)。ヴィクトリア朝を代表する作家の一人で、心理的洞察と写実性に優れた作品を発表した。『アダム・ビード』『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』などの作品で知られており、特に『ミドルマーチ』は後世のヴァージニア・ウルフによって賞賛され、マーティン・エイミスやジュリアン・バーンズによって英語で書かれた最高の小説のひとつに数えられている。
以上、名言と音楽を楽しんでいただけたら幸いです。
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尚、わかりやすさをめざし、独自の翻訳とさせていただいており、
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