こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。スペイン観光で印象に残ったスポットの一つはトレド大聖堂と市街を一望できるトレド展望台です。
マドリッドから特急で35分程度、距離にして70kmに位置する世界遺産の中世の街トレドはおすすめの観光スポットです。
「スペインで一日時間があったらトレドへ行け」と言われる程、魅力あふれる街トレドの体験をまとめました。機会があれば是非足を運んでみてください。
■トレド観光のおすすめスポット1:大聖堂
ソドベール広場から、中世の雰囲気が残る街並みを歩く事10分ほどで、大聖堂が見えてきます。
今まで訪れた「大聖堂」として印象に残るものがいくつかあります。
今回のサグラダ・ファミリア、ミラノのドゥオーモ、フィレンツェ大聖堂、ローマのサン・ピエトロ大聖堂。それらの中でもこのトレドの大聖堂はトップクラスの規模と内部にある装飾、建築、彫刻など芸術作品の充実ぶりでした。
スペインカトリックの総本山とも言われています。Wikiによると、トレド大司教は、スペイン・カトリック教会の首位聖職者とされています。
若桑みどり著「クアトロ・ラガッツィ:天正少年使節と世界帝国」によると、ヴァリニャーノが派遣した4人の少年使節はマドリッドでフェリペ二世に謁見する前にトレドに立ち寄ったそうです。16日間とのこと。
さらに歴史をみてみると、イベリア半島がローマ帝国の時代にキリスト教化して、410年にトレドを首都とする西ゴート王国が建国されました。
その後710年ごろから1492年までアラブ人によって支配され、イスラム教が支配したとのこと。
そのため、建物内部には欧州のゴシック様式とイスラム様式っぽい装飾が入り混じってました。後者をムデハル様式というのだそうです。
内部の広さと、彫刻、建造物、美術品など数々には圧倒されます。
パイプオルガンも4、5台ありました。
下の絵画はギリシャに生まれ、トレドで37年間暮らしたという、画家エル・グレコ(1541年 – 1614年)の絵画「聖衣剥奪せいいはくだつ」です。1587年に書かれたものだそうです。
宗教画は数え切れないほど見てきましたが、ラファエロと同様に、観るものを惹き付ける魅力を感じます。
■トレド観光のおすすめスポット2:市街が一望できるトレド展望台
・画家エル・グレコが過ごした時代16世紀の建物がほぼ現存しているという中世の街トレドが一望できるスポットがあります。
列車型のミニバス「ソコトレン」という乗り物で街を一周できます。これに乗ってみました。
こんな乗り物です。
タホ川沿いの外周を45分程かけて走って、展望台では5分程下車できます。そこからのトレド市街の眺めが素晴らしいです。
席は進行方向右側がお勧めとの事前情報があったので、乗車時間より10分前ぐらいに乗り場に行って確保できました。
こちらが動画です。
切符はソコドベール広場のパラソルが開いているところで買います(アクセスの地図参照)。席が限られているので、時間指定です。早めに購入することをおすすめします。
切符を買うと安っぽいですがイヤホンがついてます。日本語解説も聞けます。
本数は1時間に1本程度でした。
■トレドへのアクセス
マドリッドのアトーチャ駅でトレド行きの窓口に並んで切符を購入しました。
スペイン国鉄レンフェ(Renfe)の高速列車AVANTというやつです。
1時間に1本程で、全席指定です。帰りの電車も時間を指定して予約が必要です。
13:50分発、14:23分トレド着の行きの便と、19:20トレド発 19:53分マドリッド着の帰りの切符を購入しました。
1人往復約26ユーロでした。
バスで移動する手もあるようです。金額は電車の半額以下ですが、直行便で60分ほどかかります。時間を有効活用されたいかたは電車がおすすめです。
トレド駅についてからは、駅を出てすぐのバス停から、市営のバスを利用しました。降りる場所はソコドベール広場です。そこからは歩いて観光できます。
ソコドベール広場のバスを降りてすぐのところにあるインフォメーションセンターに立ち寄ってマップをもらいました。
■まとめ
今回本当に行ってよかった世界遺産の街トレドをご紹介しました。
4時間程の滞在で、大聖堂とトレド展望台からの絶景がメインとなりました。
今回まだ見れてない、エル・グレコ美術館や、サント・トメ教会などのスポットもあるので、機会があればまた訪問したい街です。
ご参考になれば幸いです。
トレド駅までバスで戻ったのですが、乗り越してしまうという大失敗をしました。
こちらに詳しく書いています。