こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
悪玉コレステロールが高くて薬を飲まれている方も多いようです。確かに効き目がありますが、その副作用はどうなのか気になってこちらの記事にまとめました。
コレステロールを下げる薬の副作用とやめる時期について
一方で、最近コレステロールの薬の副作用として、肝機能の障害のリスクがあるという情報を耳にしたので、気になって調べてみました。
米国医学会の信頼のおける情報筋によると、結論としては「スタチンはほとんどの人にとって安全で肝臓障害をひきおこすのはごくまれである。」ということでした。
ただし異常を感じた場合は医師に相談すべしとのことでした。少し安心です。この記事ではその内容についてまとめておきます。
■コレステロールを下げる薬のスタチンの副作用としての肝機能障害リスクについて
ロバスタチンという薬を服用しています。まずは日本のサイトで、この薬の副作用として肝機能障害が本当にリスクとしてあるのかを調べてみました。
まずは、日本のサイトの情報です。ロバスタチンについて、こう書かれています。
禁忌
次の患者には投与しないこと
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・肝機能が低下していると考えられる以下のような患者
急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、黄疸 〔これらの患者では、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。また、本剤は主に肝臓に分布して作用するので、肝障害を悪化させるおそれがある。〕
・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
・シクロスポリンを投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
引用元:医療用医薬品 : ロスバスタチン
なお、KEGGというサイトは、
「京都大学化学研究所の金久研究室で誕生したデータベースプロジェクト」ということですので、間違いはなさそうです。
■肝障害のリスクはどの程度なのか?
先ほどの日本のサイトではリスクの記述はあっても、どの程度なのかについては
「本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。」
ということで、明確ではありませんでした。
そこで、米国のgoogleで検索して、WebMD、ハーバード大メディカル・スクールのhsph、米国のメイヨークリニックの記事がないか検索したところ、以下の記事を見つけました。
スタチンの副作用:利点とリスクを比較検討する。
要約すると、
・スタチンはコレステロールを低下させ,心臓発作や脳卒中を防ぐ効果があるが,副作用を起こす人もいる。
・高コレステロールの人には,総コレステロール値を下げ,心臓発作や脳卒中のリスクを減らすために,スタチンが処方される。
・スタチンはほとんどの人に非常に有効で安全である。
・副作用として、筋肉痛,消化器の問題,精神的曖昧さ,まれに肝障害を起こすこともある。
引用元:Statin side effects: Weigh the benefits and risks
ということで、ほとんどの人には安全で、コレステロールを下げる効果がありつつ、肝障害を起こすのはまれという内容で、少し安心しました。
もし薬による副作用ではと感じた場合は、まず医師に相談することとした上で、以下の軽減策を推奨しています。
・スタチン療法を少し中断する:薬を中断することで、筋肉痛やその他の問題が、痛みや痛みがスタチンによるものかどうかを判断できる。
・他のスタチン系薬剤に切り替える:まれにスタチンの種類による場合もある。
・服用量を変える:服用量を1日おきに服用して副作用と思われる症状が低減するかみる。
ただし担当の医師に相談して、この方法が適しているか判断が必要。
・運動習慣を少し軽減する:運動プログラムを軽くして、筋肉痛が減るかみてみる。
他のコレステロール低下薬を検討する:スタチンは以外の種類の薬を検討してみる。
・コエンザイムQ10のサプリメントを試してみる:このサプリメントはスタチンの副作用を予防するのに役立つ場合もあると報告されている。ただし医師に相談が必要。
引用元:同上
私はジェネリック医薬品のロバスタチンを服用しているのですが、製薬会社に務めるお友達のお話によると、
「ジェネリック医薬品はそもそも審査項目が新薬の1/6以下。先行薬の有効成分との同等性はきっちり審査されるが、有効成分以外は違う場合も多いので、有効成分が同じもので用量も同じでも効き方に違いがあることもある。値段と求める作用、病気の重篤度などとの兼ね合いで、しっかり判断したほうがいい」
という情報を伺いました。ジェネリックは元の新薬とまったく同じと思っていたのですが、そういう違いがあったとは初めて知りました。
効き方と副作用の有無によって医師と相談しながら、新薬を試してみることも選択肢としてありそうです。
■まとめ
コレステロールの薬と、肝機能障害の副作用の関係性について調べました。
結論的には、頻度はまれのようです。
ただし異常を感じた場合には医師と相談することが必要です。
ご参考になれば幸いです。
なお米国Googleからの情報収集の方法はこちらを参照ください。