こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
なかなか読まれる文章を書くのって簡単じゃないでよすね。私を含めてそう感じてる方にはおすすめの本です。
筆者は読まれる文章を書くことを専門とするコピーライターで、そのためのエッセンスがわかりやすく書かれているからです。
ベースとなる考えは「欲しい人へ欲しいものを売る」と著者は言います。
なんだ、あたりまえのことじゃないかとお思いでしょうが、そのあたりまえのことがなかなかできないんですよね。
この記事では、とても参考になったポイントをまとめましたので紹介します。
■ポチられる文章の基本は8割が読まれる提案を考える。2割が表現(キャッチコピー)する
筆者によると、ポチされる文章術に必要なことは2つで
読まれる提案を考えること80%
それをより魅力的に表現すること20%
読まれる提案を考えることがコピーライティングで
数行の文章で「興味ある」を「読まなきゃ」に変えるのがキャッチコピー
と言っています。
読まれる提案を考えることが80%とのことですが、紙面の約2割りほどしか割いてなくて、それを表現する20%のキャッチコピーの書き方に残り8割程使っています。
その理由は、同じ提案内容でもこの2割のキャッチコピーの表現方法によって、売り上げが2倍以上変わることもあるからとしています。
■提案づくりのためのステップとは
1)新しいお客さんを生む提案づくりのステップ
Step1:商品特徴、メリットの徹底洗い出し
Step2:特徴、メリットを「欲しい人」を探す
Step3:「欲しい人」が強烈に反応するベネフィットをさがす
ここでメリットとベネフィットの定義はこうです。
ベネフィット:お客さんが欲しい結果=ハッピーな未来
メリット :ベネフィットが手に入る理由
ベネフィットとメリットがごっちゃになってましたが、このように定義されるとわかりやすくなります。
2)売りにくい商品でもバカ売れさせる提案づくりのステップ
Step1:商品から離れて、ターゲットが抱える強い悩み欲求を考える
Step2:1の悩み欲求を解決できる要素が商品の特徴にないか深堀する
Step3:2で見つけた特徴メリットから究極のベネフィットを考える
提案づくりのキモは、ターゲットの悩み、欲求を明らかにして、それを解決するベネフィットとメリットをしっかり考えることだと納得です。
■売れるキャッチコピーを作る10のテクニックとは?
読む気にさせるキャッチコピーの10のテクニックが紹介されています。
①ベネフィットを語る
②読み手を絞り込む
③続きを読ませる
④魅力的なオファーを語る
⑤禁止する
⑥数字を上手に使う
⑦証拠を見せる
⑧結果を見せる
⑨五感に訴える
⑩ストーリーを語る
例えば②の読み手を絞り込む表現として、
「年収1000万の転職を目指しているITエンジニアへ」など、それぞれ具体例が書かれています。
今までも聞いたことのある内容も含まれていますが、実践できてないので参考にしたいです。全部使うのではなくて、効果がありそうなテクニックを選ぶ必要があります。
■具体的な表現法が思い浮かばないときに使えるキャッチコピーのテンプレートとは?
テクニックをわかっても、表現方法が浮かばないときは、テンプレートがあると便利です。
1)意外性の高い提案をするときのテンプレート
〇〇で〇〇する方法
なぜ、〇〇で〇〇なのか?
まさか、〇〇で〇〇するなんて…
こうやって、私は、〇〇で〇〇できました
〇〇で、あなたも〇〇しませんか?
この基本形を知っておけば色々と応用が効きます。
最初の〇〇:意外性の高い提案
あとの〇〇:具体的ベネフィット
2)ストーリー性の高い提案をするときのテンプレート
「不利な状況」+ でも + 「具体的な成功例」
3)強烈なベネフィットを約束する提案をするときのテンプレート
「強烈なベネフィット」+「約束します」
4)新規見込み客を約束する提案をするときのテンプレート
「ターゲットの具体的な状況」+あなたへ
「ターゲットの具体的な悩み」+あなたへ
「ターゲットの具体的な欲求」+あなたへ
5)失敗を防ぐ提案をするときのテンプレート
「失敗しない」+「よく失敗すること」
6)不安をあおる提案をするときのテンプレート
〇〇で、こんな間違いをしていませんか?
■まとめ
ポチされる文章力のエッセンスと実践できそうなテンプレートをまとめておきました。
大事なのは読みっぱなしでなくて、少しづつでもインプットできたことを実践していくことですね。
ご参考になれば幸いです。
■著者について
本書からの引用です。
大橋一慶(おおはし・かずよし)
株式会社みんなのコピー代表。「売れるコトバ作り」の専門家。
2002年からネット広告のベンチャー企業に入社して以来、大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得するなど、多くのWEBプロモーションを成功させる。
独立後はセールスコピーライターとして、1,000件以上の広告に携わり、年間10億円の売上に貢献するなど、ネット・紙媒体を問わず多くの案件を成功させる。
なかでも「売りにくい商品を売ること」が得意で、学習塾、リフォーム、不動産、保険など、差別化が難しく、広告の反応が冷え切っている業界でも、クライアントの笑いが止まらない驚異的なレスポンスを叩きだす。
「みんなのコピー」フェイスブックページには1万件以上の「いいね! 」がついており、SNSやブログにおける発信力にも定評がある。