こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
最近知ったトニーロビンズ氏の著書”Unlimited Power”の読書メモです。著者は若干25歳にして、動機付けや達成についての心理学のエキスパートで、著者、NLP(神経言語プログラミング)のコーチ、起業家です。
“Unlimited Power”は1986年に刊行され、世界で1000万部のベストセラーとなっています。日本語訳は、この本の一部が邦訳版として、
『一瞬で自分を変える法』『あなたはいまの自分と握手できるか』の2冊になっているようです。
本書には、行動を変えて無限の力を手に入れ、成功に導くために必要な方法が詳しく書かれています。
第1節から第3節まであって、全27章という豊富な内容なので、4つに分けて読書メモとして学びをアウトプットすることにしました。
自分の持っている可能性を引き出すにはどういう考え方、行動をしたらいいのかが知りたい方にはおすすめの本です。
この記事では1節I:人間の卓越性のモデル化から1章から5章のポイントをまとめました。
■Unlimited Powerの中身の構成
最初にどんな内容なのか、目次の日本語訳を示します。
第I節:人間の卓越性のモデル化
I.コモディティ化した王様
II.違いを生み出す違い
III.状態のパワー
IV.卓越性の誕生:信念
V.成功の7つの信念
VI.マインドを使いこなす::脳を動かす方法
VII.成功の構文
VIII.誰かの戦略を引き出す方法
IX.生理学:卓越性への道
X.エネルギー:卓越性への燃料
第II節:究極の成功の公式
XI.制限を解放する:何が必要ですか?
XII.精度の力
XIII.章ラポートの魔術
XIV.卓越性を区別する:メタプログラム
XV.抵抗への対処方法と問題解決方法
XVI.リフレーミング:視点の力
XVII.成功へのアンカリング
第III節:リーダーシップ:卓越性の課題
XVIII価値階層:成功の最終判断
XIX豊かさと幸福の5つの鍵
XX.トレンド創造:説得力
XXI.生きる卓越性:人間の挑戦
この記事では第I節のIからⅤ章までをまとめます。
■心に響いたポイント
まず全体を通して著者が主張する成功するために不可欠な資質は、「行動する能力」と言います。
この行動する能力をいかに身につけるのが本書全体のテーマであるように思いました。
普通の人が行動を変えろといわれても、そんな簡単ではありません。
この本には筆者自身が、普通の人から成功者の行動や自らの学びを行動に移したことで、成功を手に入れた経験があるので、説得力があります。
今回は第1節の1章から5章までの内容で、心に残ったポイントと、行動に移したいポイントをまとめました。
心に響いたポイントは以下です。
【1章 コモディティ化した王様】
・現代は私たち一人ひとりがそのパワーを手に入れる可能性を秘める時代になった。
・成功につながる7つの基本的な特性:
1情熱
2信念
3戦略
4明確な価値観
5エネルギー
6 人とのつながる力
7 コミュニケーション能力
それぞれの個人が持つ価値観を見極めて、情熱と信念をもち、実現するための戦略を練ること。
体力的、知的そして精神的に高いエネルギーをもって、コミュニケーション能力を発揮して人とつながる力があれば成功は間違いなしと解釈しました。
【II.章 違いを生み出す違い】
・すべての人が抱える問題に対する私たちの認識が重要。問題を試練と次の機会へのチャンスと捉えるべき。
人間の卓越性を再現するための、3つの基本的な要素:
1.個人の信念体系。
2.個人の精神的なシンタックス。
3.生理学。
ここでシンタックスというのは、人が考えを整える方法を意味します。考えをどういう順序で行動に移したら最も効果的かということです。
生理学は、体と心はつながっているので、たとえば背筋をピンと伸ばすと、自信が沸いてくるようなことを言っています。
【III.章 状態の力】
・行動は状態の結果である。
・外部の状況は変えることはできなくても、自分自身の状態をリソースを効果的に使えるように変えることは可能。
・大事なことは、どうやってあなたの状態を変えるかを知ることだ。
・卓越した人たちはを脳から引き出すその方法知っている
自分の状態を自在にコントロールできる人が成功者に多いようです。あなたの状態こそその中にすごい力を秘めており誰でもそれを制御できると著者は言います。
【IV.章 卓越性の誕生:信念】
5つの信念の源とは:
1.環境:
2.出来事。
3.知識。
4.過去の結果。
5.私たちが将来望む経験を、今あるかのように心で創造すること。
この源については、周りの環境を成功につながるような環境に変えこと、出来事や経験から何を学ぶのかが大事であること。
経験、読書、講義、映画鑑賞、人との会話などの幅広い知識を得ること。過去の成功や失敗から学ぶこと。
特に5番目の、将来の目標や経験を、既に今達成したかのように心で創造するというのは、イチローのような偉大なアスリートは小さい時から夢を描いて、それが実現したかのように強い信念を持っていたという話があります。
いかにクリアにそれをイメージできるかが鍵なのだと再認識しました。
【V.章 成功のための7つの信念】
1 すべてのことは理由と目的のために起こり、私たちの役に立つ
2 失敗はない。結果しかない。
3. 結果に責任を取る。
4 実践と知識のバランスをとる。
5. 人は最大の資源である。
6. 仕事は楽しんでやる。
7. 技量は同じでも努力の差が結果の差になる
どんな逆境も、たとえそれがつらい教訓を含んでいても、いくつかの機会と利益をもたらす。
否定的な結果を肯定的な結果に変えるのは私たちにかかっている。ネガティブな結果から学び、経験を積むことで、次はより良い結果を出せる。
共通の目的を持つチームに敬意と尊厳をもって接する
■行動に移したいポイント
ここまで1章から5章のポイントをまとめました。この中で特に行動に移したいポイントを整理しておきます。
・情熱、信念、戦略、価値観をもち、人とつながるコミュニケーション能力を以前の自分よりも改善していく
・考えを整えるための順序を意識する
・行動に移しやすくなる自分の状態を知り制御できるようにする
・将来の望む姿を明確にし、出来事、経験からの学びを活用する
・実践と知識のバランスをとり、失敗を次に生かす
以上が行動に移したいと感じたポイントです。
■著者について
ウィキペディアからの引用です。
ロビンズはカリフォルニア州ノースハリウッドで生まれる。当時、家族は貧困な生活をしていたため、大学入学を断念、ビルの清掃業を勤める。その後ロビンズは700以上の成功哲学や心理学の本を読み、セミナーに参加するようになる。1986年には『Unlimited Power』を刊行。全世界で1000万部の大ヒットセラーとなった。現在は30年以上にわたり、世界中でセミナーを行っており、日本でも2014年に初来日し幕張イベントホールでセミナーを開いている。2007年にはフォーブスの世界で最も影響力を持つ著名人「Celebrity 100」に入っている。2007年時点で年間で3000万ドルを稼いでいた。
■まとめ
Unlimited Powerの第1節、1章から5章までの内容から、学んだ内容で印象に残ったポイントを紹介しました。
参考になれば嬉しいです。