こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
健康維持のためにどんな食事をどのようにとったらいいのか?
世の中には健康な食事についての情報が溢れていて、どれを信じたらいいのかわからないと感じることはないですか?
そんな方におすすめの、トニーロビンズ著の「アンリミテッド・パワー」に著者自らの体験にもとづく健康な食事について語られた部分があります。
この記事では、自分も含めて本当に効果のある健康な食事の情報を知りたい人向けに10章の「健康に生きるための6つの原則」の内容をまとめたので紹介します。
長いので2記事に分けます。今回はその1です。
■健康に生きるための6つの原則とは
この本は自己啓発本ですが、10章のエネルギー(卓越性への燃料)で、著者が紹介している「健康に生きるための6つ原則」があります。
その内5つが食事に関するもので、呼吸法も含まれています。その原則とは:
①呼吸の力 ②水分の多い食べ物を食べる ③食物の組み合わせを考える ④適度な量を食べる ⑤効果的な果物の消化方法を知る ⑥タンパク質の神話を疑う
一般的に信じられている常識を覆すようなところもあります。
この記事では①から③までの内容を解説します。
①呼吸の力
著者が推奨する呼吸法とは
息を吸う時間:息を止めておく時間:息を吐ききる時間
=1:4:2
です。
たとえば、10秒で息を吸って、40秒そのまま息を止める、そして20秒で息を吐き切るです。
これがどんな効果があるかというと、こう述べられています。
呼吸は細胞への酸素供給を制御するだけではなく、体を保護する白血球を含むリンパ液の流れも制御している。血液は心臓から動脈を通って細くて多孔性の毛細血管に送られる。血液は酸素と栄養素を毛細血管に運び、そこからリンパと呼ばれる細胞の周囲の液体に拡散する。死んだ細胞や血液タンパク質などの有害物質は、リンパ系で除去する必要があり、深呼吸によってリンパ系が活性化することで、それらを除去する効果を高める。
特に、血液には心臓というポンプがあるが、リンパ系にはなく、リンパ液が動く唯一の方法は、深呼吸と筋肉運動である。
なので効果的なリンパ系と免疫系を持つ健康な血流を得たいのであれば、深く呼吸し、それらを刺激する動きを作り出す必要がある。
長くなるので詳細は割愛しますが、これを裏付ける実験結果も詳しく述べられています。
なぜ、息を吸う時間:息を止めておく時間:息を吐ききる時間=1:4:2なのかについては:
・息を吸う時間の2倍も息を吐くのか?
リンパ系から毒素を排出するため。
・なぜ4倍も息を止めるのか?
それが血液に十分な酸素を供給し、リンパ系を活性化する方法だから。
呼吸をするときは、血液中の毒素を除去する掃除機のように、腹部の奥深くから始めるべきです。
どのぐらいの頻度でやればいいのかについては、この比率(吸気1、ホールド4、呼気2)で、10回の深呼吸を1日3セット行うことで健康レベルが劇的に向上するそうです。
騙されたと思ってやってみたいと思います。
健康的な呼吸に不可欠なもう1つの要素は、毎日の有酸素運動も推奨されています。
走ることと水泳以外に、著者推奨は全天候型で雨の日でもできるトランポリンです。
30分間、痛みもストレスも疲労もない程度に実施するのが良いそうです。
個人的には、ウォーキングを日課にしてるのですが、トランポリンだと雨の日でも有酸素運動ができて便利です。
②水分の多い食べ物を食べる
水分はミネラルウォーターで手っ取り早くとれますが、フッ素など身体に良くないものが人為的に加えられています。
著者が推奨するのは塩素など健康によくないものを含まない自然の食べ物からとることです。
それが、フルーツです。その他に野菜、新芽です。
生のままか、ジュースの場合は、加工されたフルーツジュースではなく、ジューサーを使ったものでないといけません。
水分を摂る必要性については、Alexander Bryce医師の著書「生命と健康の法則」からの引用がわかりやすいです。
水分が少なすぎると、血液の比重が高くなり、組織や細胞の変化による有毒な老廃物は、ほんのわずかしか排出されない。
ことをあげています。
水分を多くとることは、有害な老廃物排出のためにも必要ということです。
そのためには、自然なくだもの等にふくまれるものからとるのが良さそうなのは納得できます。
③食物の組み合わせを考える
ここは、これまでの常識をくつがえすような内容ですが、医学的根拠も示されると、もしかしたらそうなのかもと思ってしまいます。
つぎの組み合わせはNGだそうです。
・肉とジャガイモ
・チーズとパン
・ミルクとシリアル
・魚とライス
ええ?と思いますよね。
理由について著者はこう述べています:
米、パン、ジャガイモなどのでんぷんにはアルカリ性の消化液が必要であり、この消化液はまず、酵素のプチアリンによって口の中に供給される。この消化液はまず、酵素のプチアリンによって口の中に供給される。
タンパク質食品(肉、乳製品、ナッツ、種子等)の消化には、塩酸とペプシンのような酸性の媒体が必要。
相反する二つの媒体(酸とアルカリ)が同時に働かないというのが化学の法則。なので、タンパク質をデンプンと一緒に食べると、消化が損なわれたり完全に停止したりする。
消化されていない食物は細菌の土壌となり、発酵して分解し、消化障害やガスを引き起す。相性の悪い食物の組み合わせはエネルギーを奪い、病気を引き起こす可能性がある。
ではどうしたらいいのでしょう?
著者が推奨するのは、「1回の食事で、デンプン質の炭水化物とタンパク質を同時に食べないようすること」
です。
たとえば、「ベイクドポテトなしのステーキと、ビッグサラダと蒸し野菜」を昼にたべて、ポテトは夕食に他の炭水化物とサラダで食べるような具合です。
現実的には簡単ではないですが、できる範囲で、炭水化物とタンパク質を時間差で食べることを意識してみるとよいかもしれません。
■まとめ
トニーロビンズ著「Unlimited Power」から第10章の「健康に生きるための6つの原則」の中から最初の3つの内容をまとめて紹介しました。
・呼吸法の息を吸う時間:息を止めておく時間:息を吐ききる時間=1:4:2を意識する
・水分の多い果物を多く空腹の時に食べる
・食べ合わせに注意する
です。ただし、フルーツの血糖値上昇についてはもう少し調査したいと思いました。
後半の3つについては別の記事でまとめます。
以上参考になれば嬉しいです。
■著者について
ウィキペディアからの引用です。
ロビンズはカリフォルニア州ノースハリウッドで生まれる。当時、家族は貧困な生活をしていたため、大学入学を断念、ビルの清掃業を勤める。その後ロビンズは700以上の成功哲学や心理学の本を読み、セミナーに参加するようになる。1986年には『Unlimited Power』を刊行。全世界で1000万部の大ヒットセラーとなった。現在は30年以上にわたり、世界中でセミナーを行っており、日本でも2014年に初来日し幕張イベントホールでセミナーを開いている。2007年にはフォーブスの世界で最も影響力を持つ著名人「Celebrity 100」に入っている。2007年時点で年間で3000万ドルを稼いでいた。