こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
投資をはじめて長期投資以外に短期投資もしてるけど、ニュース報道などから場当たり的に短期投資の個別株を買って結局損してしまうことを経験されたことはないでしょうか?
私も経験しています。基本は長期投資なのですが、一部短期で個別株に投資してるのですがやはり素人なので、直近の経済ニュースに左右されて短期投資では損しています。
そんな時に、Youtubeでも人気急上昇中の高橋ダン氏の本「お金の増やし方」を読んで、読書メモとしてまとめたので、プロの目から見た短期投資のコツをシェアします。
■高橋ダン氏が推奨する長期投資と短期投資の比率
「お金の増やし方」で高橋ダン氏がまず推奨しているのがポートフォリオ、つまり投資資産の配分の割合です。
ポートフォリオ(投資内容の割合)は長期を7割~9割、短期を3割~1割にする
ここで、長期投資の中身については、以下が推奨されています。
・株式、社債、不動産:4〜6割
・国債、現金:1〜2割
・コモディティ(金、銀、プラチナ、ビットコイン他):2〜4割
長期投資だけだと、リーマンショックやコロナショックなどがあると損益が生じてしまうので、そんな時は、短期投資も上手く運用することによってリターンを底上げすることを推奨しているのがこの本のポイントの1つです。
私も長期投資はドルコスト平均法で実施している割合が多くて、短期投資も含めるとこの推奨ポートフォリオの範囲内でした。
ただ投資のやり方が素人で下手なので短期投資では損しています。
私と同様に「お金の増やし方」の内容をヒントに、ポートフォリオは高橋ダン氏の推奨をキープしながら、短期投資の方のリターンの成績を上げたい方に参考になるように、押さえておきたいポイントをまとめます。
■高橋ダン氏が推奨する短期投資のチャート分析のため知っておきたい基本用語
高橋ダン氏が推奨する4つのチャート分析指標の内容に行く前に、投資初心者にとって聞いたことはあっても今さら聞けない基本的な用語を再確認しておきました。
「ゴールデンクロス」、「デッドクロス」、サポートライン、レジスタンスラインです。
1)「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」とは:
・ローソク足(5日移動平均線)を25日移動平均線が下から上抜いたら「ゴールデンクロス」【買いサイン】
・ローソク足(5日移動平均線)を25日移動平均線が上から下抜けると「デッドクロス」【売りサイン】
2)サポートラインとは:
株価チャートにおいて「この価格以下には下がらないだろう」と意識することができるライン。
3)レジスタンスラインとは:
「この価格を超えることは難しいだろう」と意識されるライン。→ダブルトップ
とりあえず、言葉の意味を理解しておくと本の内容と高橋ダン氏のYoutubeの内容にもついていけそうです。
本書からの図を引用します。
■高橋ダン氏がYoutubeでも推奨するチャート分析指標の4つの意味と使い方まとめ
高橋ダン氏のYoutubeを見ると毎回出てくるチャート分析の4つの指標があります。
それは:
・RSI (Relative Strength Index)
・MACD (Moving Average Convergence Divergence)
・ストキャスティクス (Stochastic oscillator)
・ボリンジャーバンド (Bollinger bands)
です、何やら難しそうです。それぞれを解説するYoutube動画も紹介されていますが、全部視聴するのは時間がかかるので、ここではYoutubeの内容要約とあわせて、「お金の使い方」と他のサイトで調べた情報をもとに、一目で理解出来る様に表にまとめました。
チャート分析には大きく分けて2つの分析方法があって、現在の相場が買われすぎなのか、売られすぎなのかを見るオシレーター系と呼ばれるものと、上昇、下降傾向と勢いを見るトレンド系の2つがあります。
高橋ダン氏の推奨する4つの指標は、オシレーター系として、RSI、MACD、ストキャスティクスの3つが、トレンド系として、ボリンジャーバンドがあると理解できます。
定義までしっかり覚えなくても、使い方を理解しておけば、個別株などの短期投資の売買判断として、場当たり的に買うよりはより利益につながりやすくなると感じました。
4つの指標を単独で使うのではなくて、それぞれを見ながら総合的に判断するのが良さそうです。
こちらが、高橋ダン氏の推奨する無料版のtraidingviewというサイトでみた日経225のボリンジャーバンド(緑の幅)の例です。
RSIについて、高橋ダン氏のYoutubeで見た内容をもう少し詳しくまとめておきます。
RSI:スピードと変動を見る指標
1)ベーシックな見方: 30以下が過小評価で、 70以上が過大評価と判断。
2)計算式:RSI=100-100/(1+RS)
ここで、RS=平均成長率/平均減少率 (直近14日間)
・平均成長率=ゲインの値/その日数
・平均減少率=ロスの値/その日数
ということで、株価が上昇局面なのか、下降局面なのかを見る指標とのことです。一般的には、「70を超えたら買われすぎだから売りシグナル、30を下回ったら売られすぎだから、買いシグナル」と言われているようです。
しかし、高橋ダン氏の推奨は、50%のところを見てそこを超えるのか下回るのかでトレンドが変わる指標として使った方が良いと言っています。
この理由は個人的にまだ理解できてませんので、もっと学習と経験が必要と思っています。
■高橋ダン氏の本「お金の増やし方」から学んだ行動に移したい投資戦略
ということで、「お金の増やし方」からの学びのポイントからどう投資活動に生かしていきたいかをまとめます:
・ポートフォリオ(投資内容の割合)は長期を7割~9割、短期を3割~1割にする
・短期投資をする場合は、経済ニュースだけでなく、チャート分析指標の4つの意味を理解して参考にする。
経済ニュースや投資先の業績数値などは、いわゆるファンダメンタル分析と言われていますが、インターネットが投資の世界に入っている現在はしろうとが判断材料に使うのは非常に困難になっているようです。
なので、投資はほとんどをドルコスト平均法による長期投資にして、一部短期投資をしたい場合には、信頼のおける投資専門家のやり方を参考にした方が良いと考えています。
その点、ウォール街やヘッジファンドの経験のある高橋ダン氏のやり方はしろうとが単独で場当たり的に短期投資をするよりずっと信頼できると感じます。
高橋ダン氏がYoutubeチャネルでも毎回主張しているように「投資はあくまで自己責任」ということを踏まえて、鵜呑みにするのではなく、自分で判断して投資戦略の参考にしていきたいと思います。
■著者高橋ダン氏について
本書からの引用です:
高橋 ダン(たかはし・だん)
◉東京生まれ、日本国籍。10歳までの多くを日本で過ごす。その後アメリカに移り、12歳で投資を始める。21歳のときにコーネル大学をMagna Cum Laude(優秀な成績を収めた卒業生に与えられる称号)で卒業。
◉ニューヨークのウォール街で19~20歳のときにサマーインターンとして働く。その後 21歳でフルタイム勤務を開始し、投資銀行業務、取引に従事する。26歳でヘッジファンド会社を共同設立し、30歳で自身の株を売却。その後シンガポールに移住。約60カ国を旅し、2019年秋に東京に帰国。
◉2020年1月にYouTubeでの動画投稿を本格始動し、わずか3カ月でチャンネル登録者数が10万人を超える。同年8月現在、日本語のメインチャンネルが20万人、英語チャンネルが4万人。 納豆と筋トレをこよなく愛する。
■まとめ
高橋ダン氏の本「お金の増やし方」の読書メモとして、ポートフォリオの配分と短期投資をする場合のチャート分析の4つの指標の意味について、忘備録を兼ねてまとめました。
参考になれば嬉しいです。