こんにちは。kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食/幼児食/絶品パスタ」「理系出身じいじのホームベーカリーらくらく使いこなし術」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。
クロテッドクリームというのご存知でしょうか? 午後の紅茶の時のスコーンを食べるときに欠かせないバターと生クリームの中間のようなものです。
この記事ではクロテッドクリームをホットクックの低温調理機能を活用して作ってみたのでその方法を紹介します。
◾️クロテッドクリームを自家製してみた理由とそのきっかけ
1)そもそもクロテッドクリームとは
ウィキペディアによる解説を引用します。
クロテッドクリーム(英: clotted cream、コーンウォール語: dehen molys)はイギリスの乳製品。全乳を蒸気や水浴で間接的に加熱し、浅い鍋に入れてゆっくりと冷やした濃厚なクリームである。クリームを作る際に、クリームの成分が表面に上昇して塊を形成するのがその名の由来となっている。 その起源は不明だが、サウス・ウェスト・イングランド、特にコーンウォールとデヴォンの酪農場で共通してこのクリームが生産されている。1998年に原産地名称保護制度にて制定されたところによると、コーニッシュクロテッドクリームの脂肪分は最低でも55%となっている。
ウィキペディアによる:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0
バターが脂肪分80%、生クリームが40%ほどなので、その中間ぐらいの脂肪分のクリームというイメージですね。
2)クロテッドクリームを自家製するに至った理由ときっかけ
先日茨城近代美術館で開催されている、英国のKEWロイヤル植物園の「美味しいボタニカル・アート」展に行って、美味しい紅茶をゲットしたのがきっかけで、自家製スコーンを作りました。
こちらに美術館の様子と、スコーンの作り方を解説しています。
スコーンを食べる時に、英国の午後のティータイムに不可欠なのが、ジャムとクロテッドクリームだそうです。
最初はクロテッドクリームを市販のものをAmazonで購入したのですが、100cc入りのもの2つで1,700円もしました。外国製のコーニッシュの産となると、56gで3000円ほどしてお高いです。
そこで、生クリームから作れることがわかったので、自家製してみることに。90度に保ったお湯で湯煎する必要があると知ったので、これホットクックの低温調理を使えばわりと楽に作れそうと思いついてやってみました。
次にその方法を紹介します。
◾️ホットクックの低温調理機能でクロテッドクリームを作る方法
1)クロテッドクリームを作る材料
【材料(約50g分)と器】
・生クリーム(脂肪分40%以上のもの)
・ホットクックの内なべに入るガラスのボウルなど
こちらが今回使った材料です:
こちらの乳脂肪は43%でした。他にも47%の製品もあるようなので、そちらの方が良いかもしれません。
2)クロテッドクリームの作り方
【作り方】
・200ccほどのお湯を電気ポットなどで沸かしてホットクックの内なべに入れる
・手動>低温調理>90度>1分 にセットしてスタートを押す
・時間が来たら、そのまま延長>時間1時間にセットして、ボウルに入れた生クリームを入れて、スタートを押す
・出来上がったら、ボウルを取り出して常温で冷やす
・冷蔵庫で一晩おいて、上澄の固まった部分を茶漉しなどを使って別の器に取り出してヘラなどでまとめて完成
こちらが、ホットクックで湯煎したところと、一晩おいてから上澄みの固まった部分を救っているところです。
3)出来上がりと味
こちらが出来上がったところです。
早速、また作ってみたスコーンと、妻が作った自家製イチゴチャムも加えて午後の紅茶を楽しみました。自家製にしては美味しくできています。
◾️まとめ
この記事では市販の生クリームの脂肪分の多めのものを材料として、ホットクックの低温調理機能を活用したクロテッドクリームの作り方を紹介しました。
自家製でも市販でもスコーンを食べる時に、ジャムと一緒にぜひ自家製のクロテッドクリームをつけて食べてみてはいかがでしょうか。