秘湯というと、東北の山の中奥深い場所のイメージがありますね。
茨城でも山奥のひなびた雰囲気の良質な温泉が味わえるところがあります。
常陸太田市里美地区というところにある横川温泉、「巴屋旅館」です。
130年の歴史と創業当時のおもがけを残す温泉旅館です。
9/24の日曜日の午後3時ごろ、日帰り温泉を楽しんできました。
水戸から、国道349号を車で走ること1時間弱。
料金は大人一人400円とリーゾナブル。
旅館ですので、もちろんお泊まりで湯治場として利用される方も多いようです。
茅葺き屋根がいい雰囲気を醸し出しています。
■温泉の様子
温泉は茅葺き屋根の旅館の左となりの平屋の方です。
入ると、休憩できる場所があり、フットマーサージ機が置いてあります。
男湯の方に入り、すぐ左に脱衣所があります。
ご年配の方が1人これから入るところでした。
話かけてみると、なんと今年88歳の米寿を迎えられるとか。
車で30分ほどのところに住んでいる地元の方で、よくここにはいらっしゃるそうです。
しっかりとした話ぶりで、とてもお元気な方でした。
それも、温泉の効用だろうと想像できます。
このおじいさん曰く、ここが近所の3つの温泉宿の中で一番いい湯とのことでした。
期待が膨らみます。
湯船に入ると、大きめの窓から外の緑が目に優しく映えます。
大人3人が一緒に入れるぐらいのこじんまりとした浴槽ながら、
温泉の感じは、アルカリ性の単純硫黄泉とのことで、ほのかな硫黄の香りがします。
ぬるぬる感があり、肌触りがすべすべしています。
とても優しくいい感じで身体を温めてくれます。
おじいさんが言うには、ここの温泉は飲めるそうで、コップが置いてありました。
飲んでみると、少ししょっぱい感じがしましたが、すうっと飲めました。
飲む場合は便秘に良いそうです。浸かる方の効能は、切り傷、神経痛、胃腸病、などとのこと。
風呂上がりは、湯あたりが全然感じられず、爽快感を感じました。
これは、印象に残るいい温泉でした。
茨城県内でこのような良質の温泉が味わえるとは、ありがたいです。
また行きたくなりました。