2017年の10月下旬に奈良のお寺めぐりのメインは東大寺です。
午前中から、法隆寺、中宮寺、薬師寺、お昼をはさんで、唐招提寺と巡りました。
近鉄奈良駅まで戻って、バスで東大寺に向かいました。
午前中のお寺も見どころ満載でしたので、予定より時間を費やしてしましました。
東大寺を見る時間は約1時間しか残っていません。
ゆっくり見学するには2時間は欲しいところです。
それでも、1時間で回るとした時の見どころの順をご紹介します。
それは、
南大門 → 大仏殿 → 3月堂(法華堂) → 2月堂 → 正倉院
です。
■そもそも東大寺とはどんなお寺
1998年にユネスコ世界遺産に登録されています。
聖武天皇が奈良時代の8世紀に建立したお寺です。
有名な大仏殿は、750年に完成しましたが、3度焼失してそのたびに再建されました。
現在の大仏殿は3度目の再建されて以来のお姿で、江戸時代に徳川綱吉将軍が復興したものだそうです。
■南大門
まず目に入るのが、この南大門で巨大です。高さ25.46mですから、7階立てのビルの大きさです。
両脇にあるのが、運慶、快慶の作の金剛力士像です。
巨大な像の迫力には圧倒されます。
■大仏殿
修学旅行で来たはずですが、うっすらとした記憶しかありません。
やはり、大人になって実物で見るとちがいます。威厳を感じます。
ここは写真撮影が許されているのも嬉しいですね。
■三月堂、別名法華堂
時間が許せば、内部のお宝も見ておきたかったです。
不空羂索観音立像、その両脇の日光菩薩、月光菩薩、執金剛力士立像(12月のみ)が見れます。
■二月堂
修二会(しゅにえ)と呼ばれる「お水取り」の行事が毎年2月に開かれることで有名です。
これは、若狭井からの水を、十一面官能さまにお供えするためのものだそうです。
天下泰平と五穀豊穣を願って行われます。
■正倉院
駅構内のお菓子屋さんで、聞き込みしたら、教えてくれました。
スマホの地図ナビより役に立ちました。
ちょうどその時期には年に1度の正倉院展が開催されたいました。
私は時間が足りず見れませんでいた。
■番外編:奈良公園と東大寺周辺の鹿
東大寺に向かうバスの窓から、鹿が堂々と横断歩道をわらる光景に巡り会いました。
鹿は車よりも優先のようです。
この鹿についてウィキペディアによりますと、
”鹿は春日大社の神使であり、春日大社創建の際、茨城県にある
鹿島神宮の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が神鹿に乗って
やってきたと伝えられる(春日大社は鹿島含め3社の分霊)。それゆえ、奈良公園の鹿は
古くから手厚く保護されてきており、不慮の事故も含め、殺めると厳しい刑罰を受けた。”
という話で、なんと茨城県が関わっていたとは驚きです。
ゆったり回るのに越したことはないですが、時間が限られている時のご参考になれば
幸いです。