こんにちは、生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
ちょうど2日前に帰宅後のウォーキングで近くの商店街に通り掛かったら、
その日開催のだるま市がちょうど終わりかけているところでした。
そもそも片目のだるまって、どのタイミングで黒目を入れるかご存知ですか?
私は知りませんでした。
他にも地元の商店街のだるま市はいつから始まったのだろう?
など、色々疑問が湧いてきたので、この際調べて見ました。
その2つの結論は、
・ 1年の初めに願掛けをして片目を入れるのは、通常だるまに向かって右目、つまりだるまの左目。
願い事が成就したら感謝の気持ちを込めて、
年末にあるいは成就した時点で目を入れる。
・このだるま市はなんと300年以上の歴史を誇り、江戸時代から始まっている。
これにはびっくりです。
■だるまに目を入れるタイミングはいつ?
ぐぐって調べた情報によると、こちらを始めいくつか参照した結果は、
・新年や年度の始めに片目を入れて願を懸ける
・御利益は1年間なので、1年後か願いが叶った時点で残りの目を入れる
・だるまの左目、こちらから見て向かって右の目を先に入れる
・できれば神棚におくのが良い
・1年経過したら、初詣か地方のどんと祭の時に供養する形で処分する
だそうです。
ウォーキングから家に家に戻ると神棚に真新しいだるまが置いてありました。
妻が昼間に出かけていって購入していたものでした。
お店の人から、両目とも白い状態で、ただし息ができるように鼻の穴2つを、
その場で入れてくれたとのことでした。
■水戸市のだるま市の歴史は、有名な「高崎市のだるま市」よりも古かった
水戸市の下市という商店街でのだるま市ですが、調べて見ると
有名な高崎市のだるま市よりも始まりは古いようです。
高崎市の方は、こちらによると、
1804~1817年 [文化年間] 町人文化の全盛期。商人の台頭(絹織物着用など贅をつくす)。養蚕業が地方により盛んになる。
1829年 [文政12年] 田町のだるま販売。田町六斎市初市の版画(高崎談図抄より)
「高崎だるまの歴史」より引用
一方水戸市の下市の方は、こちらにこのような記載があります。
下市は、徳川氏の水戸城入城後、新しく開かれた商人・町人の町として、
当時は豪商が軒を並べて藩内最大の商業の中心地でした。
江戸時代から引き続いて、毎年1月8日に初市が開かれて本町1丁目から本町2丁目の大通りに市が立っており、
市の目玉としては、だるま、恵比須・大黒の神像、神棚のお宮縁起物のお飾り、
梅や福寿草の鉢ものなどが露店に並べられ賑やかだったといいます。
農家では豊作を、商人は商売繁昌を祈って、初市の「だるま」を買い求めたので、
だるまの店が数軒立ち、景気のよい掛声と値引きの取引が行われたので、
一名「だるま市」とも呼ばれるようになりました。
「歴史と伝統の東部巡り」より引用
こんなに歴史のある行事だったとあらためて知りました。
平日なので、なかなか昼間の時間帯はいけませんが、
機会があればぜひ訪れてみてください。