こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
健康維持のためにどんな食事をどのようにとったらいいのか?
世の中には健康な食事についての情報が溢れていて、どれを信じたらいいのかわからないと感じることはないですか?
そんな方におすすめの、トニーロビンズ著の「アンリミテッド・パワー」に著者自らの体験にもとづく健康な食事について語られた部分のまとめその2です。
この記事では、自分も含めて本当に効果のある健康な食事の情報を知りたい人向けに10章の健康になる6つの原則の後半部分を紹介します。
■健康になるための食事を含めた6つのポイント
この本は自己啓発本ですが、10章のエネルギー(卓越性への燃料)で、著者が紹介している6つのポイントの前半の3つをこちらの記事で紹介しました。
もう一度6つの原則をおさらいしておきます。
①呼吸の力 ②水分の多い食べ物を食べる ③食物の組み合わせを考える ④適度な量を食べる ⑤効果的な果物の消化方法を知る
後半の3つ④から⑥を解説します。
④適度な量を食べる
これは満腹になるまで食べないということです。日本でも腹八分目が健康によいといわれていますね。
動物実験の結果が根拠として示されています。
クライブ·マッケイ博士がコーネル大学で実施した有名な研究
・実験用ラットを使って餌の摂取量を半分に減らしたところ、寿命を2倍にした。
さらに、
テキサス大学のDr.Edward J.Masaro氏が行った追跡研究:
ラットを3つのグループにわけ
・グループ1:好きなだけ食べた。
・グループ2:食物摂取を60%減らした;
・グループ3:食べ放題でも、タンパク質の摂取量を半分にした
810日後の生存率
・グループ1:13%
・グループ2:97%
・グループ3.:50%
これについて、著者は以下ように別の研究者の言葉を引用しています。
UCLAの著名な研究者であるRay Walford博士は、「低栄養は加齢過程を一貫して遅らせ、温血動物の最大寿命を延ばす唯一の方法である。これらの研究は、これまでに研究されたすべての種で有効であるため、ヒトにも間違いなく適用できる。」と結論付けている。
こうしてショッキングな実験結果を見ると、いかに飽食はよくなくて、タンパク質の取りすぎも寿命という観点から良くないかがわかります。
⑤効果的な果物の消化方法を知る
ほとんどの人が、体が果物の栄養素を効果的にとりいれる食べ方を知らないと指摘します。
ではどうすれば効果的に果物栄養素を取り入れるのかというと
「つねに空腹時に果物を食べなければならない。」
ということです。その理由は、
果物は主に胃で消化されないで小腸で消化される。
からだと言います。
胃の中に肉やジャガイモやでんぷんがある状態で果物を食べると、果物が閉じ込められて発酵し始まるので、良くないとのことです。
マサチューセッツ州フラミントンの心臓病研究の責任者であるウィリアム・カスティーリョ博士の言葉を引用して:
心臓病から身を守るために食べられる食品の中で果物が最も優れている。
果物には、血液が肥厚して動脈を詰まらせるのを防ぐバイオフラボノイドが含まれており、毛細血管を強くする。
糖質を気にするものとしては、空腹時の血糖値が急上昇するのではないかという懸念をいだいてしまいます。その辺は、別の情報源を調べてみたいと思います。
⑥タンパク質の神話を疑う
この6つ目も今までの常識と思われていたことが、くつがえされるような話です。
著者によると、
「人間が最高の健康と幸福を維持するためには高タンパク質の食事が必要である」というのは嘘である。
・高いレベルのエネルギーが得られる
・持久力を高める
・骨を丈夫にする
と言われているが、過剰なタンパク質の摂取はこれらがすべて逆効果になる。
理由は、
乳児に与える母乳に含まれるタンパク質は、
母乳のタンパク質は、生後6ヵ月で2.38%から1.2~1.6%に減少する。
という事実をあげています。
これは知りませんでした。5割ぐらい含まれているのかと思ってました。
また、プロテインなどを多く摂取したボディビルダーにマラソンが得意な持久力のある人はいないという例をあげています。確かにそうです。
ほかにも例をあげていますが、
本質は、過剰なタンパク質は体に過剰な窒素を供給し、それが疲労の原因となります。
乳製品をたべることを推奨するマスメディアからの宣伝で、タンパク質は多くとるべきということがあたりまえのように刷り込みされていると著者は言います。
過度な乳製品、チーズも含めて、アイスクリームなども摂らないほうが良いとのことです。
諦められない場合は、サラダにチーズを入れて多めの野菜と食べるとか、凍らせたバナナをジューサーに入れてアイスクリームの食感を楽しむことが推奨されています。
著者が著名人の名前を列挙しているところがあります。彼らに共通するものは何だと思いますか?
ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アイザック・ニュートン、ヴォルテール、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、ジョージ・バーナード・ショー、ベンジャミン・フランクリン、トーマス・エジソン、アルバート・シュバイツァー、マハトマ・ガンジー
答えは、彼らは皆菜食主義者でした。
著者は菜食主義者になれと言っているわけではありませんが、過度なタンパク質の摂りすぎは良くないと言っているだけです。
ではどのぐらい摂取したらいいのかというと、大人で1日に30gもとれば十分とのことです。これは世の中で一般的に言われている数値50gより少ない値です。
著者によると、既得権を持つ方々の影響が示唆されています。
■まとめ
トニーロビンズ著「Unlimited Power」から第10章の健康を維持するための6つのポイントから後半3つ内容をまとめて紹介しました。
もう一度3つのポイントをおさらいしておくと、
食事は食べすぎは禁物で適度な量をとる、フルーツは空腹時に食べるのが最も効率のよい食べ方である、タンパク質は摂りすぎないようにすること
これらポイントを可能な範囲で実行して行きたいと思いました。
ただし、フルーツの血糖値上昇についてはもう少し調査したいです。
以上参考になれば嬉しいです。
■著者について
ウィキペディアからの引用です。
ロビンズはカリフォルニア州ノースハリウッドで生まれる。当時、家族は貧困な生活をしていたため、大学入学を断念、ビルの清掃業を勤める。その後ロビンズは700以上の成功哲学や心理学の本を読み、セミナーに参加するようになる。1986年には『Unlimited Power』を刊行。全世界で1000万部の大ヒットセラーとなった。現在は30年以上にわたり、世界中でセミナーを行っており、日本でも2014年に初来日し幕張イベントホールでセミナーを開いている。2007年にはフォーブスの世界で最も影響力を持つ著名人「Celebrity 100」に入っている。2007年時点で年間で3000万ドルを稼いでいた。