こんにちは、kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。
誰しもが追い求める「幸せ」。幸福論の本は多いですが、読んでいて共感する部分が多かったので、忘備録として読書メモにまとめました。
「幸せ」になりたいすべての人におすすめの本です。結論はとてもシンプルで、誰かが決めた青い鳥の様なものではなく、「幸せは自分で決める」ものという考えかたです。
これだけ聞くと、「なーんだそんなこと」と思うかもしれませんが、著者が3000人もの著名人との取材とイタビューを通じて得た知見に基づいている内容は考えさせられます。
■「人生で一番大切なのに誰も教えてくれない 幸せになる技術」の概要と心に響いたポイント
1994年からフリーランスのライターとして取材した3000名を超える著名人へのインタビューの内容をもとに、「幸せ」になるための技術という視点から書かれている本です。
5つの章から構成されています。
“第1章 幸せな人が「成功」を目指さない理由
第2章 幸せな人が「やりたいこと」を仕事にしない理由
第3章 幸せな人がお金に興味を示さない理由
第4章 幸せな人がいつも機嫌がよい理由
第5章 幸せな人が「ありがとう」を口癖にする理由”
特に心に響いたところは以下の3つです。
・「幸せは自分で決める」目指すべきは、成功でもお金持ちでもない。
幸せになることである。
・求められているのは自分の幸せは何かという「問い」なのである
・人生は長い。可能であれば、人生が終幕していく80代、90代で人生のピークが迎えられたら、それこそ最高の人生ではないか。
幸せというと、物やお金が手に入ったら幸せになれるのではないかと錯覚に陥ることがありますが、宝くじに当たった人が必ずしも幸せにならなかったという実話を耳にします。
もちろん生活に困らないだけのお金は必要ですが、「幸せ」になるには、お金持ちになることでも、成功することでもなく、自分で定義した「幸せ」の状態になることであるというところに共感しました。
幸せと感じる価値観は人それぞれ違うので、自分にとっての幸せとは何なのかを自分に「問い」をなげかけて、定義することがまず必要と著者は主張します。
この本には、著者が取材した多くの著名人の言葉や考え方が事例としてでてきますが、それらは参考にはなりますが、あくまで大事なのは自分自身に問いかけて、しっかりと言葉にすることです。
3つ目の言葉も、人生が終幕を迎える80代、90代で自分で定義する幸せのピークが迎えられたら最高の人生というところもとても心に響きました。
誰かと比較して、成功してないとかお金がないとかを嘆くのは全く無駄であって、自分の現状と比較してより幸せになるべく向上していくためにはどうするかを考えて、失敗覚悟で行動していくことが大切だと気づきます。
■「人生で一番大切なのに誰も教えてくれない 幸せになる技術から行動に移したいポイント
心に響いたところを踏まえて、行動に移したいところをまとめます。
・自分にとって「幸せ」とは何かをもう一度自分に問う時間を持って言語化してみる
・それに基づいて、目標を見直して、それに向けた道筋を考えて少しずつ行動していく
・失敗しても、学びがあると考えて、まだまだ人生の後半に「幸せ」のピークを迎えられる様に、コツコツ進んでいく。
やはり、もう一度自分にとって「幸せ」となにかという問いを投げかけて、考え、再定義する時間をもつことから始めたいところです。
その上で。その実現に向けて目標設定を見直しながら、失敗を前提にゆるく、コツコツと行動していくことが大切だと感じました。
■著者について
本書からの引用です。
上阪 徹 (うえさか・とおる)
1966年、兵庫県生まれ。早稲田大学商学部卒。ワールド、リクルート・グループなどを経て、1年よりフリーランスとして独立。幅広く執筆やインタビューを手がけ、これまでに取材してきた著名人は3000人を超える。ブックライターとしてもこれまでに3冊以上の書籍を執筆。10万部を突破した『プロ論。』シリーズなど、携わった書籍の累計売上は200万部を超える。
2011年より宣伝会議「編集・ライター養成講座」講師。
2013年、「上坂徹のブックライター塾」を開講。
徹『職業、ブックライター。毎月1冊10万字書く私の方法』(講談社)、『書いて生きていくプロ文章論』(ミシマ社)、『10倍速く書ける 超スピード文章術』(ダイヤモンド社)、『JAL の心づかい』(河出書房新社)、『マイクロソフト 再始動する最強企業』(ダイヤモンド社)など著書多数。
■まとめ
上阪 徹著「 人生で一番大切なのに誰も教えてくれない 幸せになる技術 」の読書メモを紹介しました。
「幸せ」についてもう一度考えるきっかけになれば嬉しいです。