こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
現代はネット社会を活用した様々な新しいビジネスにより私たちは多くの恩恵を受けています。
ネット通販のアマゾン、ネット版フリマとも言われるメルカリなどがその代表です。
そのビジネスモデルにはただただ驚きと畏敬の念を抱かざるを得ません。
ここまですごいものではなくとも、個人レベルでちょっとしたアイデアさえあれば
小規模なビジネスモデルを作り出すことができる時代になってきました。
では、新たなビジネスモデルを発想するのに必要な着想力をつけるには、どうしたら良いのでしょうか?
■Mindsetの中のエピソード
その1つが、「成長マインドセット」を持つことです。
最近読んだキャロル・ドウェック著”Mindset” のなかで、そのヒントともなり得る
印象深いエピソードがあります。
世にすぐれたヴァイオリニストを生み出したジュリアード音楽院のドロシー・ディレイという女性教師です。
15年以上前に「天才を育てる」という本を読んだことがありまして、中身はほとんど忘れてますが、
元々の天才ヴァイオリニストを磨きをかけたイメージが残っていました。
ところが、”Mindset” によりますと、そうばかりではなさそうです。
彼女にとって、メンターであり同じ教師仲間でもあるガラミアン教授とは対象的に、
ディレイ教授は「成長マインドセット」を持った教師だったというお話です。
彼女は教えることを心から愛しており、どうやって思いを実現するかが
彼女にとってのチャレンジであったということです。
一方の同僚の男性教師のガラミアン教授の方は、教える生徒が少しでも才能がなさそう
と判断すると、「あの子は耳が悪いので教えるだけ時間の無駄だ」と言ったそうです。
そんな時に、ディレイ教授は、どうやったらその生徒の才能をひきだせるだろうかという見方に常に立って、
生徒にもその気にさせて、熱心に指導した結果、パールマン、ミドリ、サラ・チャンなど
元々才能があったろうと思われる門下生以外にも多くのトップクラスのアーティストを育てました。
才能は生まれつきのものというより、獲得できるものという成長マインドセットを持っていたからこそ、
誰からも才能を引き出せたという話に惹きつけられました。
才能なさそうなので教えても無駄と考えるのではなく、その人のためになんとかできないかと考え、
行動したことが成功に繋がったとも捉えることができます。
■ドロシー・ディレイ教授のエピソードからの視点
ここから、「成長マインドセット」をまず持つこと、それから他の人がやりたがらないところに
なんとか解決策を提供することが出来ないかという視点こそが、ビジネスモデルの着想につながりそうです。
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