こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
「子育てに追われて、なかなか離乳食のメニューを考える時間がない」「離乳食メニューの味付けで塩分量はどのぐらいがいいのか知りたい」
こういった疑問に答えます。
初めての子育てだと、わからないことも多く毎日忙しくて、離乳食のメニューを考える時間や作る時間もなくて市販品に頼ってしまいがちですよね。
この記事では、2人の孫がいてホットクックで作る料理マニアの私が、離乳食を作る上で知っておきたい1日あたりの1~2歳児の食事量と塩分摂取量、料理に使う塩分量の目安を調べてまとめたので紹介します。
結論は、大人が美味しいと感じる塩分量の目安がおかずの全体重量の0.6%であるのに対して、1~2歳児の場合は0.2%です。
詳しく解説します。
■離乳食メニューを作る上で押さえておきたい1日に食べる幼児食の量について
離乳食後期から完了期になる孫がホットクックで作ったおかずを美味しそうに食べているのを見て、離乳食を作って冷凍保存しておくことにしたいと思いました。
その前に、いつもは大人向けに料理を作っているのですが、塩分量は幼児向けの適切な値があるに違いないと考えました。塩分量を計算するためには食事量を知っておく必要があります。
そこで1〜2歳児の1日の食事量について調べた結論がこちらです。
・1~2歳児の1日の食事量:550g~650g(内おかずはおよそ315g~375g)
根拠は、
1~2歳児の1日の食事量については、こちらの厚生労働省の数字と離乳食インストラクターのサイトの数字を参考にしました。
1食当たりの食事量の目安は、厚生労働省の資料からこのようになってます。
おかずのところが、魚又は肉又は豆腐と書いてあってわかりづらいので、別の栄養士のサイトも引用して置きます。
これらの数字を参考にまとめると、1~2歳児の1日の食事量の目安がこうなります。
穀類には塩は加えないとすると、穀類以外のおかずのg数がわかれば、塩分量が計算できます。美味しく感じる塩分量だから、0.6%をおかずのg数にかければいい….と思ってしまいます。
そうではなくて、0.6%は大人を基準としているので、乳幼児の適正な1日に摂取する塩分量の目安の数字を知っておく必要があります。
そこで、年齢別の1日の食塩摂取量について調べました。
■幼児と大人の1日の食塩摂取量について
こちらも結論から示すと、1~2歳と大人の1日に摂取する塩分の目標値は、
・1~2歳児: 1.4g ~ 3.0g
・大人 : 5.0g ~ 7.5g
です。
幅があるのは、WHOが定めた値と日本の国民健康・栄養調査の値が異なっているためです。この数字から、1~2歳児が摂る塩分量は大人のおよそ3割から4割程度とわかります。
根拠は、厚生労働省がとりまとめた 日本人の食事摂取基準(2020 年版)に策定してある年齢別の食塩相当量の1日の摂取量の資料から、引用した表が下記です:
ということで、1~2歳児が 1.4g ~ 3.0g、大人の場合が 5.0g ~ 7.5gとなります。大人の3割から4割ぐらいの量です。
大人の場合でおかずの重量の0.6%の塩分量が目安なので、その3、4割とすると、1~2歳児の場合は、0.18%から0.24%となります。
ここで、1歳から2歳が1日に食べるおかずの量から塩分量を計算してみます。
この結果から、大人は0.6%であるのに対して、乳幼児は0.2%ぐらいが目安となります。
そうすると1日に乳幼児が摂取すべき塩分量のWHOの定めた値1.4gよりも少なめなので安心です。
塩分量のとり過ぎは乳幼児でも心臓病のリスクを招くと、米国の医学専門サイトが警告しているので多過ぎないよう注意が必要です。
上記米国や別のイギリスのサイトでは1から3歳で、1日食塩相当量で、2gから3.8g(ナトリウムで0.8gから1.5g)未満が推奨されていました。
■まとめ
1~2歳の乳幼児の離乳食を作るうえで知っておくべき1日の食事量と塩分量について調べて、乳幼児の場合はおかずの全体重量のおよそ0.2%ぐらいを目安とするとよいことがわかりました。
塩分量の目安がわかったので、孫のためにホットクックで離乳食を作っていきたいと思います。
以上参考になれば嬉しいです。
なお、大人に推奨される塩分量0.6%についてはこちらを参照ください。
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