こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
数週間前に受けた健康診断の結果が郵送されてきました。その中で肝機能の数値をみたらびっくり。前回に比べて激増していました。
その指標とは、AST(GOT)、ALT(GPT)です。これまであまり増加したことはなかったので、気にしてませんでした。
この記事では、そもそもそれらの数値は何なのかと、コレステロールを下げる薬との関連性について担当医に相談した結果をまとめました。
■肝機能数値の推移
まずは、これまでの肝機能の数値の検診結果推移をグラフにしてみました。
このグラフを見ると、今回のAST(GOT)、ALT(GPT)数値が前回に比べて増加しています。特にALT(GPT)の増加が激しいです。
検診結果にも、要再検査と書いてありました。気になったので、AST(GOT)、ALT(GPT)とは何なのかをまず調べました。
■そもそも血液検査でわかる肝機能を表す指標AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPって何?
血液検査をすると、検査結果のなかに必ず含まれている指標です。
その意味についてわかってなかったので調べました。
こちらを参考にして、引用すると:
AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞で、γ-GTP は胆管でつくられる酵素で、いずれも「トランスアミナーゼ」と呼ばれます。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。
肝細胞が破壊されると血液中に放出されるため、その量によって肝機能を調べることができます。AST(GOT)、ALT(GPT)
健康な方の血液中にもみられますが、肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると、血液中に流れる量が増えるため、値が上昇します。心筋や骨格筋、赤血球中などにも多く含まれているASTと比べて、ALTは主に肝臓中に存在しているため、肝細胞の障害の程度を調べるのに適しています。健康な人ではALTよりASTが高値を示しますが、肝障害の場合、ALTの方が高くなります。
γ-GTP
たんぱく質を分解する酵素で、肝臓、腎臓、膵臓などの細胞に含まれており、これらの組織に障害が起こったり、肝・胆道系に閉塞があると、血液中に流れ出てきます。
したがって、肝臓および胆道系疾患のスクリーニング(選別検査,ふるい分け)としてよく用いられます。またγ-GTPはアルコールに敏感に反応し、肝障害を起こしていなくても、普段からよくお酒を飲む人では数値が上昇します。ただし健康な人は、一時的にγ-GTPの数値が上昇しても、すぐにもとに戻るので、一定期間禁酒した後にγ-GTPの再検査をすれば、アルコールによる上昇か、肝臓や膵臓などの障害による上昇かの区別は簡単につきます。
また最近では、アルコールに関係なく生じた非アルコール性脂肪性肝炎(アルコールに関係なく肝臓に中性脂肪がたまり、それが原因で起こった肝炎)でも、γ-GTP値が上昇することがわかってきました。
「基礎から学ぶ肝臓と肝炎」より引用
AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞で、肝細胞が壊れると血液中に流れる量が増えるから、数値が増加すること。
γ-GTP は胆管でつくられる酵素で、たんぱく質を分解する機能があって、肝臓に障害がおこると、血液中に流れ出てきてやはり数値が増加することがわかりました。
では肝細胞が壊れる原因となるものはなにかというと、お酒の飲みすぎ、肝臓にたまった中性脂肪による起こった肝炎が該当するようです。
自分の生活習慣を振り返っても、アルコールは週に1度、ビール350mlかワインをグラス1、2杯程度たしなむ程度です。
なのでアルコールが原因ではなさそうです。やせ型なので肝臓に脂肪がたまっているとも思えません。
とすると、こちらの記事で紹介したように、コレステロールを下げる薬による副作用の可能性がも否定できません。
■コレステロールの薬の副作用だった場合の軽減策は?
もういちど上記の記事で調べた軽減策を引用しておきます。
・スタチン療法を少し中断する:薬を中断することで、筋肉痛やその他の問題が、痛みや痛みがスタチンによるものかどうかを判断できる。
・他のスタチン系薬剤に切り替える:まれにスタチンの種類による場合もある。
・服用量を変える:服用量を1日おきに服用して副作用と思われる症状が低減するかみる。
ただし担当の医師に相談して、この方法が適しているか判断が必要。引用元:メイヨークリニック Statin side effects: Weigh the benefits and risks
ということで、担当医に相談しました。
■かかりつけの担当医に相談し肝臓の超音波検査を受診
相談した結果、
・くすりの副作用の可能性は否定できない
・突発的に上昇した可能性もある
・肝臓に問題のある可能性もある(たとえば肝臓がん)のでまず超音波検査をすべき
ということで、相談の数日後に超音波検査を受けました。
結果は異常なしでひとまずほっとしました。今後の経過観察として、1か月ほどコレステロールの薬をのむのを中断して数値がどうなるか経過を見ることにしました。
コレステロールを下げる薬はジェネリックなので、通常の薬に変えてみることも相談しました。ただ、いきなり変えるのは改善したときに原因がわかりづらくなるので、まずは経過観察としました。
結果がでたらまた記事にする予定です。
■まとめ
健康診断での肝機能の数値の意味と、実際数値が急上昇した原因として、コレステロールを下げる薬の影響が考えられることについて分かったことをまとめました。
肝臓自体に病変がないことが確認できたので、しばらくコレステロールを下げる薬をやめて経過観察することになりました。
以上、ご参考になれば幸いです。